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導入
EA(自動売買)を使い始めると、「どこで動かすか」が気になってきます。自宅のPCをつけっぱなしにするか、VPS(仮想専用サーバー)を借りるか。この記事では、その判断の考え方と、筆者の場合の費用の比べ方を整理します。
本記事の方針: 特定のサービスの公式の料金・スペック・サポートなど、公式情報の確認が必要な内容は扱いません。一般的な考え方と、筆者自身の体験・実際の支払額にもとづいて書いています。個別のサービスの比較は、別の記事で公式情報を確認した内容をまとめています(記事の最後にリンクがあります)。
先に結論
EAを24時間動かし続ける運用なら、自宅PCをつけっぱなしにするより、VPSのほうが向いている場合が多いと考えています。筆者の場合は、自宅PCの電気代が負担になっていたことがきっかけで、VPSを使い始めました。
ただし、筆者のVPS利用は2026年9月からで、まだ短い期間です。長期間使ったうえでの感想ではない点は、先にお伝えしておきます。
EAを動かす環境の選択肢
EAを動かす環境は、大きく分けて次の2つです。
| 項目 | 自宅PC | VPS |
|---|---|---|
| 稼働時間 | PCをつけっぱなしにする必要がある | 24時間の稼働を前提に使える |
| 費用 | 電気代がかかる | 利用料がかかる |
| 手間 | 追加の準備はほぼ不要 | 申込と初期設定が必要 |
| 影響を受けやすいもの | 停電、PCの不調、自宅の回線 | VPS側の障害、設定の管理 |
※上の表は一般的な傾向の整理で、特定のサービスの条件ではありません。
筆者の場合
筆者が動かしているのは、MT5で動くEA(自動売買プログラム)です。
自宅PCで動かしていたときは、EAが不具合で止まることはありませんでした。ただ、PCをつけっぱなしにする電気代が、ネックになっていました。
そこでVPSに移しました。使っているのは、シンクラウドデスクトップ for FX(スタートアッププラン)です。実際の支払いは次のとおりです(請求内容にもとづく筆者の場合の金額です)。
- 契約期間: 2026年9月22日〜2027年9月30日
- 支払い総額: 20,355円(キャンペーンの割引が適用された金額)
契約期間の日数(374日)で割ると、1か月あたり約1,630円になります(20,355円÷374日×30日の概算)。
なお、筆者は本サービスのアフィリエイトに参加しており、下のリンクから申し込まれた場合に報酬を受け取る場合があります。
自宅PCの電気代と比べてみる
自宅PCをつけっぱなしにした場合の電気代は、次の式で目安が出せます。
電気代(月)= 消費電力(kW)× 720時間 × 電力量料金の単価
電力量料金の単価は、全国家庭電気製品公正取引協議会の目安単価である31円/kWhで計算します(実際の単価は、地域や契約によって異なります)。
筆者はPC全体の消費電力を測っていないため、50W・75W・100Wの3パターンで計算しました。
| PCの消費電力(常時) | 1か月の電気代の目安 |
|---|---|
| 50W | 約1,100円 |
| 75W | 約1,700円 |
| 100W | 約2,200円 |
筆者が支払っているVPSの1か月あたり約1,630円と比べると、PCの消費電力がおよそ73Wを超える場合は、電気代だけで見てもVPSのほうが安くなる計算です。ただし、これは電気代だけの比較です。VPSには申込の手間などもあるため、金額だけでなく、安定して動かし続けられるかも合わせて考えてください。
ご自分のPCの消費電力は、ワットチェッカー(電力計)で測ると、より正確に分かります。
筆者の判断では、停電やPCの不調で止まる心配が減った点も含めて、VPSに移して良かったと感じています。これはあくまで筆者の運用の範囲での感想です。
VPSを使うメリット(一般的な考え方)
EAの運用でVPSが向いていると言われる理由は、主に次のとおりです。
- PCをつけっぱなしにしなくてよい: 自宅PCの電源や、OSの更新・再起動の影響を気にせずに済みます。
- 24時間の運用を前提にしやすい: 常時動かすことを想定したサービスなので、EAの稼働環境として使いやすいです。
- 場所を選ばずに確認できる: 外出先からも、リモート接続で状態を確認できます。
注意点
VPSは便利ですが、次の点には注意が必要です。
- 費用がかかる: 電気代と比べて安いかは、自宅PCの消費電力や、契約内容によって変わります。
- 初期設定の手間がある: 申込や、MT5を動かすための設定が必要です。
- セキュリティの管理が必要: リモート接続のパスワードなど、自分で管理する部分があります。
- サービスごとに条件が違う: 料金の表示形式や、契約期間、サポートの内容はさまざまです。申込の前に、各社の公式ページで確認してください。
向いている人・向かない人
VPSが向いている人
- EAを24時間、継続して動かしたい人
- 自宅PCの電気代や、つけっぱなしの手間を減らしたい人
- 外出先からも状態を確認したい人
VPSが向かない可能性がある人
- EAを動かす時間が短い人
- まだEAのテスト段階で、動かす頻度が少ない人
- 自宅PCの消費電力が小さく、電気代の負担が少ない人
選ぶときの確認ポイント
VPSを選ぶときは、次の点を確認すると判断しやすくなります。
- MT5が動くOSか(MT5はWindows向けのソフトです)
- 必要なメモリの容量を満たしているか
- 契約期間と、料金の表示形式(月額表示か、まとめ払いか)
- 困ったときのサポートの窓口と対応時間
まとめ
EAを24時間動かすなら、自宅PCをつけっぱなしにするより、VPSのほうが向いている場合が多いと考えています。筆者の場合は、VPSの1か月あたり約1,630円と、自宅PCの電気代を比べて、VPSに移しました。PCの消費電力がおよそ73Wを超えるなら、電気代だけでもVPSのほうが安くなる計算です。
具体的なサービスの料金・スペック・サポートは、公式情報をもとに別の記事で比較しています。あわせてご覧ください。
ご注意: 本記事は筆者の個人的な体験にもとづくもので、投資の勧誘や、特定のEA・運用方法の有効性を保証するものではありません。投資の判断は、ご自身の責任で行ってください。



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