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この記事で分かること
MT5のEA(自動売買プログラム)を、VPS(仮想専用サーバー)で動かすまでの流れを説明します。筆者が2026年9月に、Ubuntu(Linux)版のVPSで実際に行った手順をもとにしています。
- VPSに接続する
- VPSの中にMT5を入れる
- EAを設置して、自動売買を有効にする
- 動いていることを確認して、接続を切る
本記事の方針: 筆者自身の体験と、MT5の一般的な操作の説明だけを書いています。特定のサービスの料金やスペックは扱いません。画面の表示や項目の名前は、MT5のバージョン、利用するFX会社、VPSのOSによって違うことがあります。
筆者の環境
- 動かしているもの: MT5で動くEA(自動売買プログラム)
- VPS: シンクラウドデスクトップ for FX(Ubuntu版)
- 接続に使ったもの: 自宅のWindowsパソコンの「リモートデスクトップ接続」
筆者の場合、設定の途中でつまずいたところは特にありませんでした。ただし、使い始めてからの期間は短いので、長く運用したうえでの話ではありません。
MT5はWindows向けのソフトです。筆者のVPSはUbuntu版ですが、MT5のWindows用のインストーラーをVPSの中で実行して入れ、動かしています。Windows版のVPSでは、画面や手順が違うところがあるかもしれません。筆者はWindows版を使っていないため、その違いは確かめていません。
Ubuntu版のVPSにMT5を入れたときの記録と、動かしている環境は、次の記事にまとめています。
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全体の流れ
- VPSを申し込み、接続に必要な情報を受け取る
- 自宅のパソコンから、VPSに接続する
- VPSの中に、MT5をインストールする
- MT5に、取引口座でログインする
- EAのファイルを、MT5の決まったフォルダに置く
- EAをチャートに設定して、自動売買を有効にする
- 動いていることを確認して、接続を切る
VPSに接続する
VPSを申し込むと、接続に必要な情報(接続先のアドレス、ユーザー名、パスワード)が案内されます。
筆者は、Windowsに最初から入っている「リモートデスクトップ接続」を使いました。アプリを開き、接続先のアドレスを入力して接続します。そのあと、ユーザー名とパスワードを入力すると、VPSのデスクトップが表示されます。
ここから先の操作は、すべてVPSのデスクトップの中で行います。自宅のパソコンに入っているMT5を操作するわけではない点に、注意してください。
接続のくわしい手順は、次の記事にまとめています。
VPSの中にMT5を入れる
VPSの中のブラウザを開き、利用しているFX会社のサイトから、MT5のインストーラーをダウンロードします。ダウンロードしたファイルを開いて、画面の案内にそってインストールします。
インストールが終わったらMT5を起動し、取引口座の番号、パスワード、サーバー名を入力してログインします。ログインの情報は、口座を開いたFX会社から案内されているものです。
EAを設置する
EAのファイル(拡張子が ex5 のファイル)を、VPSの中に用意します。筆者は、あらかじめGoogleドライブに置いておいたEAのファイルを、VPSの中のブラウザでダウンロードしました。
パソコンからVPSにファイルを移す方法は、次の記事にまとめています。
次に、MT5の決まったフォルダにEAのファイルを置きます。
- MT5のメニューで「ファイル」を開き、「データフォルダを開く」を選ぶ
- 開いたフォルダの中の「MQL5」、その中の「Experts」を開く
- 「Experts」の中に、EAのファイルを置く
- MT5を再起動する(または、ナビゲーターの上で右クリックして「更新」を選ぶ)
MT5の画面の「ナビゲーター」に、置いたEAの名前が出ていれば、設置できています。
自動売買を有効にする
- EAを動かしたい銘柄と時間足のチャートを開く
- 「ナビゲーター」のEAの名前を、チャートの上にドラッグする
- 出てきた設定の画面で、アルゴリズム取引(自動売買)を許可する項目にチェックを入れる
- EAの設定値(パラメーター)を確認して、決定する
- MT5の上のほうにある「アルゴリズム取引」のボタンを押して、有効にする
EAの設定値は、EAによって意味が違います。配布元の説明を読んで、内容を理解してから動かしてください。
動いていることを確認する
- チャートの右上に、EAの名前が表示されているか
- 「アルゴリズム取引」のボタンが、有効の表示になっているか
- MT5の下のほうにある「エキスパート」や「操作履歴」の欄に、エラーが出ていないか
最初は、少ない取引量で動かすか、デモ口座で試して、想定どおりに動くことを確かめてから使うと安心です。
ふだんの確認のしかたは、次の記事にまとめています。
接続の切り方
確認が終わったら、リモートデスクトップの画面を閉じて、接続を切ります。このとき、VPSの中でログアウト(サインアウト)やシャットダウンをしないでください。ログアウトやシャットダウンをすると、MT5も終了して、EAが止まります。
画面を閉じるだけなら、VPSの中のMT5は動き続けます。VPSを使う理由は、自宅のパソコンを消しても、EAを24時間動かし続けられる点にあります。
気をつけること
- VPSが再起動されたとき: OSの更新などでVPSが再起動されると、MT5は終了します。再起動のあとは、MT5とEAが動いているかを確認してください。
- パスワードの管理: VPSの接続情報と、取引口座のログイン情報は、他人に知られないように管理してください。
- ときどき様子を見る: 動かしたままにせず、定期的に接続して、エラーが出ていないかを確認してください。
筆者のVPSで、再起動のあとにMT5が自動で立ち上がるかを確かめた記録と、メモリの使用量を記録した結果は、次の記事にまとめています。
まとめ
MT5のEAをVPSで動かす流れは、「VPSに接続する → MT5を入れる → EAを置く → 自動売買を有効にする → 確認して接続を切る」です。筆者の場合は、この流れで特につまずくことなく動かせました。画面の表示や項目の名前は環境によって違うことがあるので、迷ったときは、FX会社やVPSの公式の案内も確認してください。
VPSが必要かどうかの考え方と、VPSの比較は、次の記事にまとめています。
自宅のパソコンからEAを移すときの注意点と、筆者が使っているVPSの感想は、次の記事にまとめています。
ご注意: 本記事は筆者の個人的な体験にもとづくもので、投資の勧誘や、特定のEA・運用方法の有効性を保証するものではありません。投資の判断は、ご自身の責任で行ってください。


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